日本でも始まった物価上昇、一時的と断定できるのか

経済

 米国の消費者物価指数は7.0%の上昇となりました。39年ぶりの数値です。以下に米国と言えGDP成長率=給与上昇率も2%~4%ほどですので、いかにコストプッシュのインフレがひどいかが分かります。日本は日銀が金利を上げないから大丈夫、デフレだから大丈夫と思っている人が大半ですが、果たしてそうでしょうか。
 日銀の目的は物価の安定です。それ以外の何でもありません。今回はコストプッシュインフレで悪いインフレだから大丈夫だろうと思っていると足元をすくわれます。かつて米国も日本もスタグフレーション下の利上げをしています。自民党にはビルトインスタビライザーという概念がありません。ビルトインスタビライザーとは、企業が成長することで税引き前利益を上げ、法人税額も自動的に上がっていくという考え方です。ほとんど無いに等しい企業利益や個人資産に税金をかけて搾り取っても税収が増えるはずないのに・・・
 今後国内でもインフレが進んできます。益々現金の価値の棄損が進んでいきます。銀行預金が大半を占める日本国民の富は徐々に削り取られていくのでしょう。早くこの状況に気づいて資産の移転を始めるべきですね。

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